
こんにちは。兵庫県広報専門員の横山佳代子です。
今日は先日、同僚の米田さんがリポートした神戸の名物イベント、
「六甲全山縦走」後編をお届けしたいと思います。
まだ続いていたか・・・とお思いでしょう。
そう、続いていたんです。なんたって約56キロの旅ですから・・・。
申し訳ございませんが、長い長いレポートになりそうなんです。。。
おさらいですが、「六甲全山縦走」とは、
神戸市から宝塚市におよぶ六甲の山々を1日で歩いてみよう!という、
山歩き大好きな方には、たまらないイベントです。
え~繰り返しになりますが、私たちにとっては「初挑戦」の大会です。

前回は11時55分に到着した鍋蓋山(なべぶたやま)までの道のりをご紹介しました。
いよいよ、この後が最大の難関、摩耶山(まやさん699m)です。
思えば紅葉がキレイで、摩耶山を前にして、つかの間の休憩をとる方々もいらっしゃいました。

摩耶山の名は、高僧空海が、
山上にある天上寺に摩耶夫人(ぶにん)像を安置したことに由来するそうです。
摩耶夫人はお釈迦様の生母で、キリスト教のマリア様に相当する仏教の聖母です。
通常利用するロープウェイやケーブルカー、車でさえもこの山の大きさはわかりますが、
歩くとさらに感じるその険しさ。
でもなんとなくですが、私の感覚としては、
“神聖な山”に“登らせていただいている”という感じがしました。
人間も“ちっぽけ“な存在だな・・・と実感するのも、この摩耶山のような気がします。
一歩一歩、前の人に続き、ペースを保ちながら登りました。
ここでも生かされたのは、事前のトレーニング。
だいたいの距離感と険しさが分かっているといないとでは、精神的にも大きく違います。

そして14時25分、やっと登りきりました~

山上の掬星台(きくせいだい)は、1,000万ドルの夜景を見ることができる絶景スポットです。(晴れていればこんな感じで)

この日は地元「摩耶山を守ろう会」によるホットレモンのサービスがあり、
これまで登り詰めてきた皆さんの心と体を癒してくれました。。。

さあ、気持ちも新たに、ここからはひたすら六甲山上を東に向かって歩きます。
次のポイントは宝塚市に向かって下る分岐点「東六甲分岐点」です。
でも、予想外に長く感じたのがこの間の道のりなんです。
摩耶山をやり遂げた達成感と反して続くコンクリートの足場や小さな登り。
観光としても知られている六甲山ホテルや自然保護センター、
日本最初のゴルフ場(神戸ゴルフ倶楽部)の脇を通り、
六甲ガーデンテラスに到着した時には、夕焼けが・・・。気温も一気に下がってきました。やばい・・・急がねば。

お陰様でこの時点で私も米田さんも、歩けないほどの痛みや故障はなかったので、続行を決断!
(交通機関の関係で、この六甲ガーデンテラスで縦走を断念するか、続行するか決断しなければいけないのです)
「やはりここまで来たからには、どうしても完走したい!!」
誰もが思う気持ちは一つです。
17時30分、「東六甲分岐点」から下りの道に入る時には、すでにあたりは真っ暗。
ヘッドライトの明かりを頼りに、一列になって進みます。

ゴールまで約12キロ。小さな登り下りを繰り返しながら、全体として下っていきます。
ただ、あまりにも暗いので、今、自分たちがどれくらい歩いて、
どのあたりを進んでいるか、検討もつかなくなるのがつらいところです。
そんな闇夜に吸い込まれてしまいそうな中、
危険な場所で見守り、声をかけてくださるのがボランティアの方々。本当にありがたい限りです。

自然と笑顔が広がるゴールの看板!(暗いけど!)

そしていよいよ・・・いよいよ・・・

無事、ゴール!! 重みを感じる完走認定証です。

到着した時間は、21時15分。
出発したのが5時15分なので、なんと16時間も歩いていたことになります!
六甲山という山が一つの山を指すだけでなく、
広域にわたり、多様性に富んだ山麓であるということ。
兵庫の人にとっては当たり前なことも、
全国の方には意外と知られていないのではないかと思ったのが、
私がこの縦走に参加したいと思ったきっかけでした。
まずは自らの目で見て、体験しなければ、魅力を発信することもできないか、と。
実際、登っている最中は、苦しくて、しんどくて、
残念ながら魅力を味わう余裕はありませんでしたが(笑)、
これだけの自然を都市にもつ兵庫の宝を体感することができました。
もちろんこの自然を守るためには、下草を刈ったり、整備を行ったりする
たくさんのボランティアの方々の力があること。
そして、多くの市民の協力と理解でこの大会が運営されていること。
その市民力にも圧倒され、感動しました。
また、何事にも挑戦する気持ち、忘れてはいけませんね~(笑)
ついつい年齢や状況を言い訳にしてしまいがちですが、
挑戦することの大切さとその達成感!あらためて大事だと感じました。
無理矢理?!巻き込んでしまったけれど、
最後まで一緒に歩いてくれた米田さんにも感謝感謝。
仲間の存在は自分の想像を超える力を生み出してくれます。
大会には全国からたくさんの方が熱い思いを持って参加されています。
軽い気持ちでのおススメはできませんが、
私たちも初挑戦で完走できましたので、初めての方でも大丈夫!
準備と練習を重ねて、ぜひ挑戦されてみてはいかがでしょうか!

「六甲全山縦走」についての詳しくは神戸市のホームページをご参照ください。
(長編にわたり失礼致しました!)